便器をはずすという発想は有効だが・・・
トイレの詰まりの問題を解消しようというときには、自分では無理だろうということで、業者に依頼して修理してもらおうと考えることは多いようです。仮に自分で詰まりの問題解決にトライしてみるとしても、できるだけかかる手間を省きたい気持ちになることは間違いないでしょう。
実際、プロ顔負けの方法を駆使しなくても、ちょっと工夫することでトイレの詰まりを解消できることもあります。だから、何らかの方法で詰まり解消にトライしてみること自体、悪くないアイディアではあるでしょう。ただ、手間をかけない方法では、正直限界があります。
そうかといって、トイレをはじめ、何かを修理するといったことに慣れていない人からすると、残念ながらこの時点でギブアップということになるでしょう。それはそれで仕方ありません。これ以上は無理とご自身で判断したなら、ご自身の判断を尊重し、それ以上の無理はせず、業者に依頼するなどの方法で対処していただきたいと思います。
しかし多少は腕に覚えがあるという人なら、もうちょっと踏み込んでトライしてみても、意外と好結果がでるかもしれません。ただ、その場合は便器を外す必要が生じます。あくまでもこの方法は、腕に多少なりとも自身がある人向けの解消法です。
便器をはずしてトイレの詰まりを解消する！
あらかじめ知っておいていただきたいのは、便器をはずしてまでトイレの詰まりの解消にトライするということは、やはりそれなりの工具がそろっており、それだけの技術が必要でもあり、力も必要であるということになります。また、便器をはずすわけですから、多少の汚れを覚悟しておかなければなりません。これらをすべて踏まえた上で、便器の取り外しにかかります。
ふだん便器を持つという特殊な状況に置かれることはほとんどないと思います。基本的に、どんな便器でもかなりの重量がありますので、可能であれば、2人が携わってコンビネーションで詰まりの解消にトライしましょう。
便器を取り外したら、詰まりの箇所を確認し、水で流したり(この段階であれば水を流しても逆流のリスクはありません)、詰まっているものを除去したりといった対処により、ほとんどの詰まりのトラブルが解消されることになります。
どうせそこまでやったのであれば、そのついでに、パイプクリーナーなどをつかって排管パイプの洗浄をしておくとよいでしょう。便器をとりはずすような機会もそうそうあるものではありませんから。