トイレが詰まるメカニズムを知る
トイレの詰まりの最大の原因となるのが、トイレットペーパーです。トイレットペーパーではない何か小さいものが排管パイプにとどまって詰まりの原因になったとしても、最終的に詰まっているのは、その小さいものに引っかかって詰まってしまったトイレットペーパーである可能性も高いです。
排管パイプの詰まりは目に見えないトラブルですから、まずはトイレの詰まりのメカニズムを知ることが大切です。とはいえ、詰まりの最終的な原因となっているのがトイレットペーパーであるとするならば、ある程度時間をおくことによってトイレットペーパーを溶かすことができれば、詰まりは解消する可能性が高くなります。
しかし、詰まりの根本的な原因となっているのがトイレットペーパーではなく、トイレットペーパー以外の水に溶けにくい紙や、あるいはトイレ掃除の際に誤って流してしまった雑巾、さらには手洗いタオルが何かの拍子に流れてしまったといったケースでは、いくら待っていても時間は解決してくれません。
しかしそういったトイレットペーパー以外の水に溶けない物体が原因になっていたとしても、業者を呼ぶ以外の対処方法がまったくないわけではありません。
水に溶けにくい物体が詰まったトイレの詰まりの問題
トイレの詰まりのトラブルの解決が難しくなる理由は、詰まっている箇所を目で見ることができないからです。であれば、何とかして詰まっている部分を可視化することができれば、解決の糸口を手繰り寄せることも可能かもしれません。可視化できたとして、詰まりの原因を取り去ることができるかどうかはまた別問題ですが、とりあえずは可視化の方法を知っておいても損はないでしょう。
まずは、石油ポンプなどを利用して、便器内にたまっている水をすべて抜きます。水が抜けたら、便器の構造にもよりますが、懐中電灯などの光を当てつつ奥をのぞけば、多くは中の様子を目視することができます。
もし奥をのぞいてみて、雑巾や手洗いタオルなどの詰まりの原因を突き止めることができたなら、うまく工夫すればその原因を取り除くことができる可能性は高まります。もちろんのぞいてももっと奥で詰まりが起こっている可能性もあります。
おそらく、目に見える、見えないで、その後の経過の良しあしは大きく分かれるところかと思います。ですからまずは、目に見える状況を目指すことが、トイレの詰まりの解消法であるといえるはずです。